ガラスストロー導入がなぜ、SDGsの活動になるのか?

スターバックスが2020年までに、ディズニーは2019年、マクドナルドは2025年までに廃止を決定するなど、プラスチックストロー廃止は世界の標準になっています。

何がこの大きな流れを生み出しているのでしょうか?

EUが議決した、2021年までのプラストロー製造禁止決定はその大きな要因でしょう。しかしそれを含むより大きな動きが、いま社会に定着しつつあるSDGsです。

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。

プラゴミ廃止は、そのSDGsの目標14:持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用するに含まれる条項です。

プラゴミ廃止と海洋資源?ガラスストロー?

その三つがどうつながっているの?

それをお伝えするにはまず、ガラスストローが取って代わろうとしている製品であるプラスチックストローが、いかに海に有害かをお話ししなければなりません。

プラスチックストローは、海に流出するプラスチックゴミの代表的なものの一つです。しかし年間800万トンとも言われるその量以上に、プラスチックストロー特有の問題がいくつかあります。

・細くて小さいプラスチックストローはリサイクル時の網や袋から漏れやすく、プラゴミの中でもリサイクル効率が特に悪い

ゴミ化したストローの多くが海に流出している。海洋プラゴミに限ると全体の6%を占め、誤飲した生物が死亡するなど、海洋生物への実害が多数報告されている

・撤廃や代替がほかのプラゴミと比べて簡易なため、手を付けやすい

世界に衝撃を与えたのは、コスタリカでウミガメの生態を研究するチームが撮影した、ウミガメの鼻にプラストローが刺さり、ウミガメが涙を流している動画でした。

ウミガメは海中に浮遊するプラストローを誤って飲みこみ、吐き出そうとするときに鼻に詰まり、呼吸困難を引き起こしていました。研究者たちが救助のため、プラストローを摘出する痛々しい動画は大きな反響を呼びました。

こうした事例は例外ではなく、死んだウミガメのお腹からビニール袋や歯ブラシが出てくることは多いそうです。こうした現状が引き起こす感情的な高まりが、SDGsの一般化と相まって、プラストロー廃止を一気に推し進め、現在の状況を生み出したと言えるでしょう。

レジ袋にはマイバッグ。

プラスチックカップにはマイボトル。

社会の波になるプロダクトには、必ず広く認知される代替品がありました。プラストローにとって代わるプロダクトとして、HALMが打ち出したものこそがガラスストローなのです。

プラストローをガラスストローに変えて、あなたもSDGsに参画してみませんか?